1954-11-19 第19回国会 参議院 文部委員会 閉会後第22号
それでこれはまあどん底の生活までに転落しておるような子供だものですから、そういうことはまあ衣食足つて礼節を知るといいますけれども、子供たちの心情からいいますと、そういうことになるのじやないかと、こう思うわけです。これは非常に困つたことですけれどもどうも現実の事態ではこういうことが起ることは或る程度やむを得ん場合もあると思います。
それでこれはまあどん底の生活までに転落しておるような子供だものですから、そういうことはまあ衣食足つて礼節を知るといいますけれども、子供たちの心情からいいますと、そういうことになるのじやないかと、こう思うわけです。これは非常に困つたことですけれどもどうも現実の事態ではこういうことが起ることは或る程度やむを得ん場合もあると思います。
警察官もまた衣食足つて礼節を知る人間性を免れないのであつて、ようやく民衆に親しまれかけるところまでその効果を現わしかけて来たところで、この法律案は官吏の身分、名称をもつて警察官をいかめしいものにし、多くの階級——巡査から総監まで九段階もつくつて立身出世主義を鼓吹し、一方ではその給与を低下せんとしておるのであります。
衣食足つて礼節を知るということは、何も唯物論の公式ではありません。日本の政治指導者が自主独立を重んじ、正直に勇気を持つて対外対内の問題に処し、黒を白というようなことをやめ、人間を尊重し、責任を重んじ、勤労階級の生活を守る財政経済政策を断行するならば、健全な民主主義教育はおのずから振興するのであります。
(拍手)衣食足つて礼節を知るという言葉は、東洋古来からの政治の要諦であります。日本の安泰を望むならば、国民の欲せざる防衛費の膨脹を押え、国民をして喜んで明日の生産にいそしむことのできるような希望を与える政治を実現されんことを私は心から要望して、この質問を結ぶものであります。(拍手) 〔国務大臣吉田茂君登壇〕
衣食足つて礼節を知るというような言葉は、古い言葉ではありますけれども、やはり国全体の民族の道義の高揚を考える場合には、政府としてはどうしてもその責任に先ず以て任ずべきであると考えるのであります。国民の生活水準は、国民各位の御協力によりましてだんだんに改善をして参りました。
衣食足つて礼節を知るという言葉がお耳ざわりであつたようでありまするが、私は国民精神の高揚をいたしまする上に何としても日本の自立経済を達成して行くことが必要である、その自立経済を達成する一つの形容でありまして、勿論今日の占領時代からの淫蕩な気風、又外国から徒らに高級な消費物資を輸入して目先の享楽に甘んじておる今日の一部の状態は、これは決して国民道義を高揚するゆえんでないのでありまして、それに効果がありますれば
只今の副総理の御答弁の中に衣食足つて礼節を知る、これは一面の真理でありまして、決して衣食の足ることを我々は努力しないわけではない。当然であるのでありますが、御承知のように経済白書が示しておるように、昭和二十七年というものは非常に生活水準というものが向上しておるのであります。
やはり待遇をよくし、衣食足つて礼節を知るというような方面に御注意になることが必要だと思う。
衣食足つて礼節を知るということも確かにございましようが、それのみとも考えられないのでございまして、これはやはり終戦後におけるいろいろな社会的な原因もあろうかと考えております。
衣食足つて礼節を知る、これは平凡な真理であり、昔も今もかわりはない。終戦後最大の困難は食の問題であります。ようやく得たところの外貨は食糧の輸入に消費されておる。そこで国内自給の食糧増産が必要になる。かの有名な平和の国デンマークは、独墺戦争に敗れ、興国の第一は食糧自給と輸出策であつた。わが国でこれをいうと、公共事業であり、土地改良と耕地の拡大である。
やはりその下にはお言葉にありましたように、衣食足つて礼節を知るということになれば、泥棒もなくなるだろうというような考え方から来る、素朴な言葉で言えばそういう意味での社会政策的な措置が裏付けになつていなければならん。又言論に対するに言論を以つてというような点から言えば、批判力の養成というような形で、或いは教育の面に繋がるかも知れないといつたようなことをお答えしておつたわけでございます。
衣食足つて礼節を知るといいますが、衣食は一応——根本的解決はいまだしでありますが、目先だけの解決はややついた形であります。もつとも食糧問題は一歩掘り下げてみますると、これはなかなか重大な問題で、決して解決も何もできておらないのでありますけれども、ただ目先だけを考えてみますれば、一応衣も食も何とかなつた。
衣食足つて礼節を知るの格言によりましても、無理からぬ問題があると思う。そこで私は今資料を見ますと、先ほど大上君からも質問がありましたが、開発銀行は初任給が一万二百六十円、農林中金八千八百四十円、商工中金九千二百八十円、国民金融公庫は六千五十円、実に大きな開きがあるのであります。
でこれはもう私が申すまでもなくこの社会道徳、個人道徳の低下、或いは個人の完成の実が上らないということは、これはいろいろなフアクターがあるのでありまして、教育も勿論これは重要でありますけれども、又生きる人間としては衣食足つて礼節を知ると、こういう社会保障的な政策の裏付けがなくては教育はできるものではない。
そこで先ず日本の政治を安定いたしまして共産主義者に隙を與えないようにいたしますると共に、自由国家群の(「隙だらけだ」と呼ぶ者あり)民主主義的政治と共通の脈搏を通わせることに努めまして、層一層盟邦の信頼と援助を増すようにいたしまして、我が経済を自立の方向に導き、国民生活を安定いたし、いわゆる衣食足つて礼節を知るという境地に到達せしめる以外に途はないと信ずるのでありまするが、総理大臣はこの点に対しまして
衣食足つて礼節を知るどころではない。衣食足らざるも礼節を知る人格者が全国の教員中に数多くおられることを、政府も議員も心から銘記すべきであります。私は、この際、教員の待遇を特に優遇し、生活に懸念することなく聖職に邁進されるよう強く要望するものでありますが、文部大臣はどれほどの熱意を以て実現をお図りになるか、お示しを願いたいと思います。
○横田委員 もちろん、人は衣食足つて礼節を知ると申しまして、この人は本を書いて非常に社会的に有名になられた、特に有名になられた。そういうような意味合いにおいて、特にその性格がかわつたというわけではないでしようね。その点はどうでございましようか。
衣食足つて礼節を知るということも言われておりますけれども、われわれは今は衣食が足りないのだ、われわれの衣食を足らせるためにあらゆる血みどろの努力を國民はやつている。ほとんど國民の全階級が毎日々々安き心もなしにいかにして自分の生存を全うせんかということであがいているその最中に、あまりにもこの委員会の構想というものは時代錯誤であつて、大き過ぎる。
古い諺でございまするけれどもが、衣食足つて礼節を知る、これは私千古不滅の金言であろうと思うのであります。こういう意味におきまして、我が國民が文化の推進と向上が期せられるようになつて初めて、いわゆるみずから賄い得る自主的精神というものが、國民の間に湧然と湧いて來ることになり、ここに自由な民主主義が湧いて來るものと、まあかように考えられるのであります。
衣食足つて礼節を知るわけで、今の生活の苦労から自然、心ならずも收賄とかなんとかいう事件が随分起るのだろうと思うのであすが、これは今先つきもお話いたしたように役人の数を減らすと共に手当なり待遇なりの改善をする余地を生ずるというふうにして行くより外仕方がないかと思うのです。
衣食足つて礼節を知るで、特に優遇して体面と生活の安定を保持させる必要がある。ですから今度の行政整理、人員整理のあとでは、これらの者を特に優遇するお考えがあるかどうか。 それといま一つは信賞必罰を明らかにする。非常に能率を上げる署員は何らかの方法で優遇する。
衣食足つて礼節を知るという言葉がありまするけれども、現在わが國の実情としましては、住所すなわち住居の問題が非常に急を告げていると存じます。終戰当時の統計を見ますると、住宅及び非住宅の合計約四百五十万戸の建設を要するものと認められておりましたが、本年九月までの建設戸数を調べますと約百三十七万戸で、残り三百三十万戸がそのままになつておるようであります。